私は大学で商学部、商業学科を専攻しており現在4回生です。4回生の前期に単位を取り終えて後期に留学することを3回生の段階で計画しておりました。というのも将来海外で働くと決めていたからです。また自分の専攻とは別に個人的に会計を学び公認会計士試験に合格し、3回生の段階で大手監査法人から内定をいただきました。当該監査法人もグローバルに展開しているので迷いなく選びました。
私がアングロコンチネンタルを選んだ理由は、私がシャーロックホームズの大ファンだったということ、イギリス英語を学びたかったということ、ほかのイギリスの語学学校に比べて費用が安く抑えられたということです。イギリス英語を学びたかった理由は、アメリカ英語は世界中で使われており聴き慣れている一方でイギリス英語は聞き取りづらいので、イギリス英語を学べば網羅的に英語が聞き取れると思ったからです。また選ぶ際には日本人比率と他の国の比率を気にしました。なぜなら日本人が多いと甘えが出て日本語で話してしまうのを懸念していたからです。この点アングロコンチネンタルはとても理想的でした。
学校生活は基本的に午前中に授業があり、週2で午後の授業がありました。クラスは時期によって異なるのですが、だいたい6人から15人でした。授業においてはとにかくシャイにならずに自発的に参加するよう心がけました。自分も最初のころは恥を恐れて確実に返答できる準備をしてから発言などをしていました。私たちは英語を学んでいる身であり間違えるのは当たり前で、大切なのは自分の思いを伝えることだと気づいてからは、より積極的に発言するようになりました。
午後の授業でBusiness Accounting コースを2週間受講しました。このコースではAccountingに関することはもちろん、ほかにもビジネスでの交渉に関する英語やプレゼンテーションに関する英語など様々なことを学ぶことができました。もしこの領域に関する英語を学びたいという意思があるならば、このコースを受講することを強くお勧めします。
自分の興味のある、または学びたい分野だったのでとても有意義な時間を過ごすことができましたし、一対一だったので自分の英語のスキルも他の授業に比べて高めることができました。
このコースでは最初に先生と一緒にどのように授業を進めていくかについて話し合いました。その中でまず自分の学びたい分野を細分化しさらに優先順位をつけて自分に必要なスキルをより効果的かつ効率的に学べるようなスケジュールを組みました。私は監査、会計基準、投資、デリバティブ、交渉、プレゼンテーションの順にスケジュールを組みました。またこれらを決める際には先生があらかじめ数冊のテキストを用意されており、それをベースにして決めました。
授業はまず語彙の確認から始まります。専門的な単語が多いので、先生が専用のアプリを用いて作った新しい単語のリストを毎日覚えるようにしました。その後、日によって異なりますが基本的にスピーキングとリスニングを中心とした授業を行いました。これも授業の計画段階で自分の苦手なことをしたいと先生に伝えたからです。またスピーキングでは、難しい単語や表現が用いられている文章を子供に説明するくらい簡単に言い換えるというトレーニングを多くしました。実際に社会に出たときにはこのようなスキルが非常に重要だと先生は言っていました。なぜなら、現在多くのビジネスはグローバルに展開されており、多くのネイティブスピーカー以外の人が英語を使用しており、より簡潔明瞭な英語表現が求められているからです。
このコース全体を通じて、本当に有意義な時間を過ごすことができました。また、先生がびっくりするほど凄い経験をされている方だったので、先生との普通の会話でさえ非常に興味深いものばかりでした。重ねながらになりますがこのコースを受講することをほんとうに強くお勧めします。
授業後はほぼ毎日友達と過ごすようにし、常に英語を使う状況に身を置くようにしました。ここで、私は毎日公認会計士試験勉強時にしていたくらいに勉強してやろうという意気込みでイギリスに来ましたが、いろいろな方から友達を作って一緒に過ごすほうが価値があると言われたので、素直にそのアドバイスを聞き入れ友達を作り一緒に過ごすようにしました。結果的に世界各国にたくさんのかけがえのない友達を作ることができました。また滞在中にアングロコンチネンタルでできた友達の国へ旅行に行った際に宿泊させてもらい、彼らの街を紹介してもらうなど、とても良い経験を得ることもできました。またこれからも友達の国に会いに行く予定を立てており、さらに彼らが日本に来た時にはもてなす予定です。
アングロコンチネンタルは施設がとても充実しておりました。学校には大きなランチスペースがあり、食べ物もバラエティに富んでいました。マルチメディアラーニングセンター というコンピュータが使用できる部屋は授業後の自己学習をするには最適です。また現地での生活や学校生活をサポートしてくれるStudent Center はとても役に立ちました。いろいろなことを相談することができますし、最悪日本語が話せなくても日本のスタッフもいるので安心です。立地についてはショッピングセンターや飲食店が多くあるボーンマスタウンセンターまで歩いて10分程度でしたし、反対方向には飲食店が立ち並ぶストリートがあり、そこではいろいろな国の食べ物を食べることができました。日本料理屋もあり日本食が恋しくなった時には決まってそこへ行きました。センターには映画館もあり、さらに月曜日は安く映画を見ることができたのでたまに友達と一緒に映画を見に行ったりもしました。またボーンマスには大学や多くの語学学校がありアングロコンチネンタルだけでなく幅広いつながりを持つことができました。 ボーンマス内ではイエローバスが走っており、カードを購入するとボーンマス内であればどこへでも行けたのでそれを利用していろいろなところに行くことができました。学校が様々なアクティビティを提供してくれたので、友達の輪を広げるには最適な場でしたし、ほぼ毎週末にショートトリップがあり何度か参加して観光を楽しむこともできました。
イギリスにいる間はホウストファミリーの家に滞在させていただきました。滞在していたのは私一人で、ホウストファダーとマダーの3人で生活しました。二人ともとても優しくまるで自分を家族の一員のように扱ってくれました。部屋もとても清潔で、特に生活における縛りもありませんでした。料理もイギリスの伝統料理を作ってくれたりととても手が込んでおり、また毎日手の込んだデザートも用意してくれました。お二方にはとても感謝しています。
この6か月間様々な国の人と会話し、いろいろな文化や価値観に触れることで自分の価値観も大きく変化しました。イギリスに行く前は仕事のため、海外で働くために英語を勉強していましたが、今では世界の人々とつながるためのツールとして英語を学んでいます。海外の友達ともっと内容の濃い会話をしたいというのが今の英語学習のモチベーションです。